「グータンヌーボ」にゲスト出演の多江さんです.この回のゲストは多江さんと歌手のAIさん,番組レギュラーのMCは優香さんで,この3人で恋愛や結婚などについて語ります.多江さんはここのところ映画「東京島」の宣伝行脚で怒涛のTV番組出演ラッシュですが,これもその一環です.
うっかりして番組冒頭の10分程度を見逃してしまったのが痛い.(泣)
3人の中で最年長で唯一の既婚者・出産経験者である多江さんは,当然ながら若い2人から結婚に関する質問を受ける立場でした.多江さんの旦那さんは豪快な感じの方で,多江さんが落ち込んでいると背中をバーンと叩いて「大丈夫,行ってこい!」と発破をかけてくれたりするのだそうです.
AIさんから「旦那さんに甘えたりするの?」と問われ,「うん,するよぉ!」と可愛らしい答えを返す多江さん.外出時に多江さんから手をつないだりするんだそうです.嗚呼,旦那さんが羨ましい.(^_^;
ここで突然,歌手・AIさんのワンマンライブ開始.思いがけなくAIさんの生歌を聴いて感動した多江さん,なんと涙ぐんでいます.番組予告CMで「多江さん号泣!?」とあったのはコレだったんですね.
多江さん,AIさんの歌に合わせて楽しそうに両手と上体を左右に揺らし,ノリノリです.こんな多江さんは初めて見ましたよ.(笑)
ということで,多江さんの普段はあまり表に出てこない(?)一面を垣間見ることができて楽しかったです.それだけに,番組冒頭の10分間程度を見逃してしまったことが悔やまれます.
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「僕らの音楽」という番組に多江さんが出演していました.この番組は歌手と俳優・タレントなどの著名人が1人ずつ出演する対談・音楽番組で,歌手の方のパフォーマンスを時折挟みつつ2人でトークを展開するという趣向のようです.今回,多江さんと対談したのは Superfly の越智志帆さん.
Superfly といえば,この番組の翌日に公開された多江さん主演の映画「東京島」の主題歌「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」を歌っています.つまりこの映画が対談の縁を取り持ったのであり,同時にこの対談も映画の宣伝キャンペーンの一環であるということですな.
ところで,上掲左画像は何の作品の一場面でしょうか.上掲右画像は映画「東京島」のサバイバル多江さんですが.
初対面のお2人.しかし,すぐに打ち解けた感じでしたね.
以前から Superfly の大ファンだったと志帆さんに告白する多江さん.
多江さんは Superfly についての思い熱く語るうちに,うっかり志帆さんのことを「しーちゃん」と呼んでしまいます.
多江さん:「あっ,しーちゃんだなんて,初対面なのにゴメンナサイ(汗)」
志帆さん:「えっ,あっ,いーです,いーです」
多江さん&志帆さん:「(笑)」
……ってな感じが可笑しかったです(笑).Superfly の中の人の愛称が口をついて出てくるあたり,多江さんが Superfly の大ファンだったというのはリップサービスではなく,本当のようですね.
ここでちょっと多江さんのプロフィールとこれまでの活躍を紹介.上掲左画像の多江さんがとっても綺麗です.スバラシイ.
まずは多江さんの出世作(?)となったドラマ「リング〜最終章〜」の貞子役.実は小生,このドラマを見たことが無く,貞子を演じる多江さんの動く映像もここで初めて目にしました(爆).ファン失格かも.(^_^;
上掲左画像は映画「ゼロの焦点」の,上掲右画像はドラマ「白い巨塔」の多江さんです.両方とも見てないなぁ.(大汗)
こちらは多江さんが第32回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞した映画「ぐるりのこと。」の一場面です.そういえばこの作品もまだ見ていないような気がします.(爆死)
「不幸な役柄が多い」という定番のイメージについて,多江さん曰く「“不幸な役だったら木村多江”というふうに任せてもらえるのは,そいうった武器を一つ持てるのは,役者としてありがたい」とのこと.以前にも「深イイ話」で同様の趣旨を語っていましたね.
また,多江さんが役を演じているときの感覚は,「普通,8割くらいは役に入り込んでいるが,残り2割くらいは別の自分がいて,役に入った自分を俯瞰している」のだそうです.ただ,たまに100%完全に役にハマり込んでしまうことがあり,そんなときは自分でもワケがわからなくなるのだとか.
さて,ここで映画「東京島」の紹介.温泉に浸かる多江さんがイイ.(^_^;
映画「東京島」で多江さんが演じた主人公は無人島で生き抜くタフなキャラクターで,これまでに多江さんが数多く演じてきた幸薄い役とは正反対のイメージです.多江さん自身もこの仕事のオファーが来たときには驚いたそうですが,何故この役が自分に依頼されたのか,そのワケを知りたいと思いながらこの映画「東京島」に臨んだのだとか.
話は変わって,映画「ぐるりのこと。」での第32回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞受賞について志帆さんから質問が.
実は,アカデミー賞女優として持ち上げられ,賞賛されることに多江さんはある種の“怖さ”を感じていたのだそうです.
映画「ぐるりのこと。」の主人公は,多江さんにとって「役柄に100%没入してワケがわからなくなる」タイプの仕事でした.映画が成功し賞をもらえたのは自分の功績ではなく,役に没入して周りが見えなくなっている自分をスタッフや共演者が支え導いてくれたからに他ならず,にも拘らず自分が壇上でスポットライトを浴びているのは何か“違う”のだと.
その一方で多江さんは,第32回日本アカデミー賞授賞式会場では,映画やテレビでしか見たことのない有名人がたくさんいることにワクワクしていたそうです.けっこう芸歴も長いのに,自分もかなりの有名人なのに,意外とミーハーな多江さん.(笑)
趣味の中に「人間観察」を挙げている多江さん.多江さんの人間観察はちょっとレベルが高く(笑),ターゲットの人物に勝手に台詞を当てはめて独りアテレコしたり,気になる人がいたらついて行ってみたり,場合によっては話しかけてみたりすることもあるそうで.(笑)
さらに,多江さんは誰かに意地悪されたり辛く当たられたりしたことさえも人間観察的に対処するのだそうです.意地の悪い人はこんな時にこんな言葉を吐くんだ,こんな表情をするんだ,これは引き出しに入れておいていつかお芝居で使っちゃおうと.
ということで,多江さんの様々な側面が引き出された,なかなか充実した対談で面白かったです.多江さんと志帆さんは仕事のジャンルも世代も違いますが意外と相性がいいようで,それがこの対談の雰囲気を良いものにしていたように感じます.
あと,多江さんの生脚にも萌えました.(^_^;
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