「芸能人格付けチェック」に女優の片瀬那奈さんとペアで出演.様々なものについて二択問題形式で一流品か否かを鑑定し,一流芸能人に相応しい眼を持っているかどうかを見極めてゆく番組です.こういうバラエティに出演するのは珍しいかも.
鑑定問題を一問間違えるたびに,「一流芸能人」から「普通」「二流」「三流」「そっくりさん」「映す価値なし」とランクダウンしてゆきます.智花ちゃんは結局「映す価値なし」まで落ちて画面から消えてしまいました(笑).まあ,十代の少女には難しい問題も多かったと思いますし,しょうがないですね.今回は「私消えちゃう!」と焦る智花ちゃんもまた可愛いということでOK.
◆
以前,垣内彩未ちゃんや,「金八先生」で郡司ちゃんと共演した石田未来ちゃんも出演していたこの番組に智花ちゃんも出演.上掲左画像は,2006年10月2日,日本テレビ系で放送された「名探偵コナン 10周年記念ドラマスペシャル 工藤新一への挑戦状」に毛利蘭の役で出演したときのショットです.このドラマ,楽しみにしていたのに仕事が忙しくて見ることができませんでした.残念無念.右画像は若い出演者たちが目標とする芸能人をまとめたもの.智花ちゃんは宮沢りえさんですか.うーむ.(^_^;
子供の頃のエピソード.服の下に水着を着て泳ぎに行き,泳いだ後で着替えようとしてパンツを忘れたことに気付いた智花ちゃん.しょうがないので濡れた水着の上に服を着て帰ったのだとか.萌える話ですな.(^_^;
矢沢永吉を言い間違えて矢沢末吉と言ってしまった智花ちゃん.周りから突っ込まれて恥ずかしがる姿もまた可愛いです.
◆
楽しみにしていた智花ちゃん主演ドラマ.オープニングはちょっと大人っぽい智花ちゃんが東京の雑踏から一枚の葉書を出すシーン.
時を遡り高校3年生の智花ちゃん.智花ちゃんと幼馴染の少年の二人は,小学生のときに始めた秘密のゲームを今なお続けています.それは「二人きりになったときには智花ちゃんが“姫”となり,少年は“家来”として姫に仕え,この関係を第三者に知られるまで継続する」というルールのゲーム.
昼間,学校ではただのクラスメイトとして互いに素知らぬ顔の二人.しかし,夜になって,塾からの帰途に独りにきりなった“智花姫”は携帯メールで“家来”を呼び出し,自転車で家まで送らせるといった感じ.
智花姫が他の男性にデートに誘われたときも,家来は万一に備えてひそかに護衛に付くように命じられます.デートでの食事を楽しみつつ,窓の外に眼をやって家来が護衛の任についているかどうかを確認する智花姫.
学校の昼休み.屋上で密かに二人きりでくつろぐ智花姫と家来.智花姫はもちろんのこと,家来の少年もこのゲームを楽しんでいる様子.このゲームが続く限り,二人が離れ離れになることは無い.いつの間にか二人にとってそれが一番大切なことになっているのかも.
さて,大学受験を控え,成績優秀な智花姫は東京の大学に進学するつもりでいます.そして家来の少年にも一緒に東京へ行くことを要求します.少年も一応,その言葉を承諾したように見えましたが……
高校卒業後の進路を決定する日が近づくにつれ,家来の少年の心境に変化が.そのことに全く気付いていないのか,いつもと変わらぬ智花姫.
ある日,家来の少年は同じクラスの友人から智花ちゃんとの関係を問われ,その友人に「姫と家来の関係」を目撃されてしまったことが明らかになります.将来の進路選択の時期になってなおゲームを続けることに疑問を感じ始めていた家来の少年は,友人にバレてしまった今,ルールに従ってゲームを止めようと智花姫に告げますが,智花姫は承諾しません.「三人に知られるまでゲームを続ける」とルール変更を宣言します.
そんな折,智花姫は以前一緒に食事した男性から再度デートに誘われます.しかし,護衛を命じた家来の少年の姿が見えず,不安になる智花姫.そんな時に限って相手の男性が強引に迫ってきます.智花姫危うし.
危ういところで家来の少年が駆けつけ,智花姫を救います.しかし,家来の少年は「これが最後だから」とゲームオーバーを宣言し,卒業後に一緒に東京に行くつもりも無いと言い残して去って行きます.ショックを隠しきれない智花姫.智花ちゃんはこういう表情をさせると最高にハマりますね.
翌日,学校の教室にて,他のクラスメイトが見ているにも関わらず,智花姫は感情を爆発させて涙を浮かべながら家来の少年に詰め寄ります.ゲームの継続を,一緒に東京へ行くことを.
ゲームが嫌になったわけでも,智花姫が嫌いになったわけでもない.でも,東京へ行くか否かはそれぞれの人生の進路に関わる問題で,ゲームがそれに優先するのはおかしい.それに,誰かにバレたらゲームは終わるはずだった.少年はクラスメイトの目を気にしつつ冷静に諭しますが,智花姫の感情はおさまらず.
そうして気まずい状態になったまま卒業となったのでしょうか.結局,智花姫は東京の大学へ進み.家来の少年は地元で浪人生となります.
そうしてしばらくたったある日,元家来の少年のもとへ東京から葉書が届きます.それは帰省する智花姫からの,出迎えの日時を指示する葉書でした.ここで冒頭のシーンにつながるわけですな.
時を経て落ち着いて互いに見つめ合えるようになったのでしょうか,また新たな“姫”と“家来”の関係が進展しそうなさわやかな再会を迎えて,ここでドラマは終了.このシーンの智花姫は最高に綺麗でした.スバラシイ.
青春ですねぇ.いいドラマでした.最初は「姫と家来のゲーム」の設定があまりに非現実的だと感じましたが,見ているうちにドラマに引き込まれてしまいました.結果としてはこの設定が重要なポイントだったですね.
ゲームを続けるうちに,いつの間にか相手に好意を抱き,相手を必要とするようになっていた智花姫.その気持ちを素直に言えないままで(あるいはその気持ちをはっきり意識しないままで)いたけど,ゲームさえ続けていれば相手はずっとそばに居てくれるわけで,その心地よい状態が続いて欲しかった.でも,将来の進路を考える時期になってゲームの継続が不可能とわかったときに,ずっと内に秘められていた感情が露になって,不器用な形で爆発してしまったんですね.雨降って地固まるとでも言いましょうか,最後の二人の再会はとても気持ちの良い,希望を感じさせるものでした.
なお,上では全然触れておりませんが,家来の少年を演じたのは「仮面ライダーカブト」の水嶋ヒロ.道理でどこかで見たことがあると思った.
[HOME]