多江さんがフジTV系のドラマ「ストロベリーナイト」第7話にゲスト出演していました.しかし,初登場シーンでいきなり松田“仮面ライダー斬鬼”賢二氏に突き倒され,張り倒される不幸展開.多江さんの不幸遍歴にまた新たな1ページがっ!! (^_^;
今回は暴力団組長の射殺事件とアパートの一室での男性不審死事件の二つの事件が発生.当初はまったく別の事件のように思われたこれら二つの事件がどうやらリンクしているらしいことを匂わせる展開でした.
で,アパートで自殺とも他殺とも判断しかねる状態で不審死していたのがライダー斬鬼さんで,その斬鬼さんの交際相手の女性が多江さんでした.多江さんはとあるスナックで働いていたのですが,斬鬼さんが不審死したその夜,仕事中に誰かからの電話を受けて以降,姿を消してしまっていました.
冒頭で紹介した斬鬼さんとの喧嘩や不審死事件当夜の行動から見て,多江さんは事件について何か知っているに違いありません.多江さんはお金が欲しそうな口ぶりでしたが,これも事件と関係があるんですかね.
場面は変わってバスで逃避行中の多江さん,何か思い詰めているような,怯えているような表情です.そして多江さんの携えた鞄の中には,なんとサイレンサー付きの拳銃が! 件の暴力団組長射殺事件で使用された拳銃のようですな.
こちらは多江さんの回想シーン.男の手で首を絞められ,苦しむ多江さん.この男も斬鬼さんなのでしょうか? 多江さんに何てことしやがる! ヽ(`Д´)ノ
当然ながら警察は多江さんの行方を追うわけですが,今回は多江さんの行方もつかめず,二つの事件の捜査も核心にたどり着けないまま終わりました.なんだ,一話完結じゃないのか.次回予告の多江さんは警察の取調べを受けているようで.
いやしかし,多江さんはドラマで見かけるたびにDV被害を受けたり,犯罪に巻き込まれたり,警察の取調べを受けたりしてますな.(^_^;
ついでと言っては何ですが,こちらが主演の女刑事・竹内結子さんです.うーむ,やっぱりこの人は昔から綺麗で可愛い.イイですなぁ.
◆
前回の続き,ドラマ「ストロベリーナイト」の第8話です.逃避行の末,伊豆某所の海岸に独り佇む多江さん.思い詰めた表情で海岸に立つだけで絵になりますな.
多江さんは鞄の中に隠し持っていた,タオルに包まれたサイレンサー付き拳銃を海に投げ捨てるのでした.これは前回から懸案の暴力団組長射殺事件で使用された拳銃と思われます.しかし,何のために多江さんが証拠隠滅を!?
一方,主演の女刑事・竹内結子さんたちは多江さんの行方を追っていました.これまた前回から懸案の男性不審死事件について,多江さんが何か事情を知っているに違いないからです.今回は竹内刑事の勘が冴え,程なくして多江さんの居場所は突き止められます.多江さんはもう観念した感じ.
ということで,警察で取調べを受ける多江さんです.前回,アパートの一室で不審死していた男性 (松田“仮面ライダー斬鬼”賢二氏) について,多江さんはなんと「自分が殺した」と告白するのでした.しかし,その発言にはどこか不自然なところがあり,竹内刑事には多江さんが殺人犯だとは思えないのでした.
翌日も取り調べは続きます.多江さんには,取調べがよく似合う.(^_^;
男性不審死事件について,「自分が殺した」と発言して以降は黙秘していた多江さんでしたが,竹内刑事の説得に心を開いてようやく本当のことを語り始めました.
6年ほど前,多江さんとライダー斬鬼さんはひょんなことから恋仲となり,同棲するようにります.後でわかったことですが,実は斬鬼さんは暴力団の依頼を受けてヒットマンをやっていた男で,殺人の前科もありました.
多江さんと知り合って以降,斬鬼さんは殺人稼業から足を洗うことを望み,暴力団との縁を切るべく多江さんと2人で各地を転々としていました.しかし,暴力団の連中が便利なヒットマンを手放すはずもなく,やがて2人を探し出して多江さんに刃物を突き付けながら斬鬼さんに新たな殺しの仕事を強要する事態となります.
ちなみにこのときに斬鬼さんが止むを得ず請け負った仕事というのが,前回から懸案となっている暴力団組長の殺害でした.斬鬼さんはこの仕事を最後の仕事にするという覚悟を決めていたようですな.
事ここに及んで,このままでは多江さんを不幸にするばかりだと考えた斬鬼さんは別れ話を切り出し,泣きすがる多江さんを突き飛ばして部屋から追い出そうとします.しかし,それでも多江さんは愛する人と一緒に暮らすことを選んだのでした.
なるほど,前回の第7話の暴力シーンはこういう事情だったのですな.
さて,前回から懸案の斬鬼さん不審死事件が発生した夜です.スナックで働く多江さんのところへ,その前日に“最後の仕事”を終えた斬鬼さんから電話がかかってきました.「もう終わりにしよう.ありがとう」とだけ言って切れた電話に胸騒ぎを覚えた多江さんは仕事を中断し慌てて部屋に帰ったのですが,そこで見つけたのは首を吊って息絶えた斬鬼さんの姿でした.
殺し屋稼業の闇から脱却し,これ以上多江さんに迷惑をかけず,罪を償う.それらを満足する解は死しかなかったということでしょうか.電話を受けた時点でこの結末をある程度予想していた多江さんは取り乱すこともありませんでした.むしろ,これでようやく彼は苦しみから解放されたんだと,その死を理解できたのでした.
愛する人の亡骸に一晩添い寝した多江さんは,翌朝早く部屋を整理し,斬鬼さんの拳銃を持って部屋を出たのでした.斬鬼さんが殺し屋として世間に知られることがないように,そして多江さんの中に宿っていた新たな命が,将来,殺し屋の子と後ろ指を差されることがないように,殺し屋の痕跡は消しておきたかったのです.
うーむ,こういう俯いた横顔 (なおかつ逆光) がすごくイイ.
最後,斬鬼さんが大切に保管していたという自分の写真を竹内刑事から渡されて泣き崩れる多江さん.何だかやりきれない,切ないお話でしたな.十代の頃から罪を重ねてヒットマンとなった男が最後に自ら命を絶つのは,まぁ言ってみれば自業自得ではありますが,たまたま愛した男がヒットマンだったという多江さんの不幸属性は筋金入りであります.
今日も美しい主演の女刑事・竹内結子さん.今回は勘が冴えて格好よかったです.
[HOME]