ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター
2012/03/04
映画パンフレット・CAST紹介ほか
多江さんが2012/02/18公開の映画「ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター」に出演しているということで，観てきました．上掲左画像は映画パンフレットの表紙，上掲右画像は同パンフレットのキャスト紹介ページより，多江さんの部分の抜粋です．最近は多忙で情報チェックの頻度も落ちており，この映画のことを知ったのもつい先日でした．(汗)
この映画，家庭の問題や悩みを抱えた主婦とその友人たち4人がひょんなことから素人ロックバンドを結成し，とある高校の文化祭でディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を演奏するに至るまでを描いたお話です．五十嵐貴久著「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター (双葉文庫)」が原作 (当方は未読ですが)．主人公の主婦を演じたのは黒木瞳さん．他3人のバンドメンバーが多江さん，真矢みきさん，山崎静代さん(南海キャンディーズ・静ちゃん)という布陣でした．
ここまででピンと来た方もいらっしゃるかと思いますが，この作品は以前に「輝け! 主婦バンド FOUR RIVERS スモーク・オン・ザ・ウォーター2009」として舞台化されており，当方はこちらも観劇しております．舞台版では主人公の主婦がエド・はるみさん．他3人のバンドメンバーが杏子さん(元バービーボーイズ)，秋野暢子さん，中澤裕子さん(元モーニング娘。)でした．この舞台版の中澤さんがなかなか素敵でして，以前に下のような画像を作って当サイトのトップに掲載していたことがありました．(笑)
まぁ，そんなわけで映画版にも俄然興味が湧いてきて，観に行った次第です．舞台版と映画版のバンドメンバー対応は下記のようになっています．中澤さん→静ちゃんの流れが納得いかん(笑)のですが，まあいいや．
| 担当 | 舞台 | 映画 |
|---|---|---|
| ヴォーカル&ギター | エド・はるみ | 黒木瞳 |
| キーボード | 杏子 | 木村多江 |
| ベース | 秋野暢子 | 真矢みき |
| ドラム | 中澤裕子 | 山崎静代 |
舞台版と映画版を細かく比較しても意味が無いですし，そもそも舞台版の細部はかなり忘れているので比較のしようも無いのですが，いちばんロックなキャラクターのベース・真矢さんが実はうつ病の夫を支えて苦労しているとか，せっかく結成したバンドが一時空中分解しそうになるといった描写は舞台版では見た記憶がなく(忘れただけかもしれませんが(汗))，新鮮でした．クライマックスの演奏シーン直前，ステージ上のMCの場面では，舞台版のエドさんは割と攻撃的な啖呵を切って思いのたけをぶちまけていた(ような気がする(汗))のですが，映画版の黒木さんはバンドメンバー紹介の流れの中に思いを織り込んでいたような感じがして，対照的でしたね．
ということで，映画版も舞台版と同様に楽しめたわけですが，一つ苦言を申し上げるとすれば「映画版パンフレットはコストカットし過ぎ」であります．もう少し豪華にしてください．(^_^;
こちらもパンフレットからの抜粋画像．本当は上の方で紹介した舞台版の中澤さんの画像のようなものを映画版の多江さんで作りたかったのですが，パンフレットが貧相で使える画像素材が少ないので断念しますた．
さて，キーボード担当・多江さんが演じた役は，多江さんにしては珍しい奔放でマイペースな弾けたキャラクターでした．性に関して開けっ広げというか男に関してだらしないというか，そんな一面がありまして，他人が聞いていても平気で「セックスしないとストレスたまるよ」とか「気が利かない男はあっちもヘタよね」みたいなことを言う人です．困っちゃうな．(笑)
それでも，そんな性格が災いしてか結婚生活が破綻してバツイチとなり，その後にネットで知り合った男には金を騙し取られるなど，それなりの不幸展開もちゃんとあるのが多江さんらしいところ(?)です．
そんな多江さん(笑)ですが，バンド結成には重要な役割を果たします．多江さんのマイペースと押しの強さがバンド結成の原動力となりましたし，楽器の調達資金として多江さんの前夫からの離婚慰謝料が役立ちました．転んでもタダでは起きません．
クライマックスの演奏シーンでは，赤いカツラを装着したロックスタイルで楽しそうにキーボードを弾いていました．幼少時に多少ピアノを習ったことがあるという多江さんは，バンドメンバーの中で唯一，自分の担当楽器の素養があったということで，演奏も一番手馴れた感じでしたね．
ロックバンド「KISS」風の特殊メイク(笑)で決めたバンドメンバーの皆さん．映画本編ではほんの一瞬だけこのメイクで登場します．多江さんなんか，もう誰だかわかんないよ．(^_^;
こちらは劇場入口付近に貼ってあったポスターです．携帯電話のカメラによる撮影のうえ，ガラス面の反射が映り込んで画質は最悪ですが，記録のため掲載しておきます．この映画，あまり宣伝もしてなくて上映劇場数も少なくて，なんかもったいないです．
